つぶやきより少しだけ長い何か。

忘れたくない感覚の記録

東京。

再婚した奥さんは、結婚して一緒に住むまでは東京の人だったので、それまでは関西と東京の間を何度か往復して会っていた。

 

2020年の春から秋にかけて。コロナウイルスが流行り始めて、人々の移動が鈍り始めた頃だ。われわれもマスクはもちろん、新幹線の座席は(他人の息が届きにくい)一番後ろの座席を予約するなど、細心の注意を払って動いていた。

 

自分にとって東京は、それまで10年近く、仕事でもプライベートでもご無沙汰になっていて、短い期間にこんなに何度も訪れるのは久しぶりで、その半年間で自分の中の東京は一気に10年分アップデートされた。

 

奥さんは中央線の民だったので、中央線を下って高尾山を訪れたり、

 

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立川の新スポット「PLAY! MUSEUM」で遊んだり、

 

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あるいは、奥さんの元職場があるヒカリエを歩いて、渋谷の変わりっぷりに驚いたり、

 

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念願の東京スカイツリーに登ったりした。

 

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ただ、今こうして写真を見返してみると、コロナ禍の影響もあって、どの写真も東京にしては異様に人が少ない。私の中の東京は、とても特殊な状況下の東京として再記憶されているようだ。

 

ちなみに、奥さんは関西の出身の人だけど、東京が大好きなので、ケンカしたときや元気がないときには「もう東京に戻りたい!」なんてことをよく口にする。

 

再婚・同居して再び東京から足が遠のいてしまったが、次に私の東京がアップデートされるときは、東京に返ってしまった奥さんを迎えに行くときなのかもしれない。