つぶやきより少しだけ長い何か。

忘れたくない感覚の記録

在宅ワークのスナップショット。

コロナ禍が私たちの生活に影響を及ぼすようになって、もう2年近くになる。2年前に突然学校が休校になって、会社が急ピッチで在宅ワークの仕組みを整えていた頃、家の中をメインで働くことが、まさかこんなに長く続くとは思わなかった。

 

在宅ワークが始まった頃から、こんな風景も今だけなのではないか(決してそんなことはなかったのだが)、と少しづつ撮りためていた写真を振り返ってみたい。

 

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これは在宅ワークが始まったばかりの頃の写真。スマートフォンとワイヤレスのイヤフォンは、仕事中のBGMを聴くだけでなく、今やすっかりオンラインMTGの必須アイテムとなっている。

 

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ほどなく緊急事態宣言が発令されて、子どもの学校が休校となる期間が長期化する。一向に学校が再開されない中、勉強をどう進めたらよいのか、右往左往していた時期も今や少し懐かしい。

 

この時期は、自分が仕事をしている間は、なかなか外に出て遊びにも行けない子どもの体を少しでも動かそうと、仕事が終わった後に、お散歩ついで近所の公園に連れて行くこともよくしていた。これはこれで、仕事のオンとオフを切り替える、いいきっかけになっていた。

 

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あるいは、駅前のショッピングモールにあるアウトドア用品店で、安いキャンプチェアを買ってきて、それをベランダにおいて、昼休みの時間に日向ぼっこしたりもした。在宅ワークをしていると、何かと理由をつけて余計な出費が増えていく。

 

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再婚して、奥さんが家に来てからは、リビングのダイニングテーブルに、パソコンとモニタがもう一つ増えた。こうなると、日中のダイニングスペースはもはやオフィスで、立ちあがったばかりの小さなベンチャー企業のような様相である。

 

(奥さんはしばらくの間、リビングで一緒に仕事をしていたが、そのうち寝室にワークスペースをこさえて、そちらに移っていった。)

 

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在宅ワークをしているときのお昼休みは、歩いて行ける飲食店に食べに行くこともあるけど、近所のパン屋やスーパーでパンを買ってきて済ませることも多い。外食するよりも、昼食代が安く済ませられるし、感染対策上もその方がよい気がする。

 

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午後、溜まった仕事を片付け終わって、頭が疲れてきたときにおやつをいただくのも、在宅ワークになってからの楽しみの一つだ。月曜日などは、前日の休みにお気に入りのケーキ屋で一つ余分にケーキを仕入れておいたりして、おやつの時間が少しだけ豪華になる。

 

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最近では、フランフランのセールで安売りしていた大きめのクッションを抱いて、お昼休みに一眠りして集中力を回復させてから、午後の仕事に挑むのが自分のリズムになっている。

 

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こうしてみると、はじめはどうなることかと思った在宅ワークも、いろいろ環境を整えたり適応したりしながら、何だかんだ楽しんでしまっている、というのが正直なところだ(もちろん、お仕事のほうもちゃんとこなしていると思う)。

 

コロナ禍が収まったら、また出社中心の生活に戻ってしまうこともあるかもしれないけど、この時、こんな気分で仕事をしていたんだ、ということをいつか思い出すためにも、もう少しだけ在宅ワークのスナップショットを撮りためていきたい。