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忘れたくない感覚の記録

チャレンジ!数学検定。

去年の夏頃から、小学校5年生の子どもが算数・数学検定に何度かチャレンジをしていて、いい感じにノウハウが溜まってきたので、そのことをまとめてみようと思う。

 

もともと、子どもが数学検定にチャレンジしてみたい、と思ったきっかけは、「はじめアルゴリズム」というマンガがきっかけであった。

 

 

「はじめアルゴリズム」は、数学に天賦の才がある小学生のはじめが、京都に住む大学教授のウチダに才能を見初められ、京都で下宿しながらウチダともに数学の能力を深めていく数学マンガである。

 

そのストーリーの序盤で、才能はあるけれど数学の基本的知識に乏しいはじめが、まずは数学検定1級取得を目指す、というお話があり、息子くんはその話を読んで算数・数学検定に興味を持ったのだった。

 

その心意気や良し、とまずは手始めに小学校6年生相当の級である6級を、昨年夏に受験させてみた。その時点で息子は小5であったが、既に中学受験向けの大手塾で6年生までの範囲を大体学習し終えていたので、いきなり6級を受けても対応できると思ったのだ。

 

受験前には、検定協会が出している公式のテキストを購入して、事前に練習問題を解かせることで試験に備えた。

 

 

ここで、算数・数学検定の出題傾向の特色をまとめておくと、まず検定では塾のテストで出されるようなひねった難問は出題されない。あくまで、学年相当の知識が正しく身についているかを確認する基礎的な問題が出題される。

 

もう1つ。出題範囲は対象学年1年分だけでなく、その前の2学年分を足した3学年分が出題範囲となる。例えば、小6相当の6級なら小4~小6、中1相当の5級なら小5~中1、といった具合だ。

 

なので、例えば背伸びして1学年上の級を受けても、現学年とその下の学年の範囲の問題も6割位は出題されるため、その分の問題がしっかり解けていれば、案外合格圏内の点数が出せてしまったりする。

 

案の定、昨年夏に受けた6級は、公式テキストの問題を事前に少し解いただけの対策で、難なく合格できた。そこで、次は半年後の(今年)1月あたりを目標に、次の級である5級を目指させてみることにした。

 

5級からは「算数」検定が「数学」検定に変わり、試験の形式も1次試験と2次試験の2部制となって、小学生にはぐっと難易度が上がる。

 

そこで、今度は5級と4級の2階級分の公式テキストと、過去問を購入して、演習する問題の量を増やして対策をした。4級のテキストを買ったのは、4級のテキストには小6~中2までの解説と練習問題があるので、中1分までの内容なら5級の対策にも使えるからだ。

 

 

5級の範囲の勉強は、正負の概念や文字式の変形、一次方程式など小学生には新しい概念が目白押しなこともあって、3、4ヶ月ほどテキストを使って演習をしても、まだ若干、心もとない分野が残っている状態だった。

 

そうやって演習を続けていたら、これらのテキストだけでは問題が足りなくなってきたので、さらに下記の問題集を追加で購入した。

 

 

「最高水準問題集」は私も中学生のときに使っていた問題集で、懐かしくなってつい衝動買い気味に購入したのだけど、「最高水準」と謳ってはいるものの、基礎知識を確認する標準問題から入試レベルの難問まで、幅広い難易度の問題が掲載されており、思いの外、使い勝手が良いと感じた。

 

問題集を足して演習問題を繰り返したことで、試験の2週間前には、なんとか全ての単元の範囲が「仕上がった」状態となり、今年1月末に受けた5級の試験も、無事に合格することができた。

 

5級の試験の対策で使ったテキスト・問題集の組み合わせで、学年より上の級にチャレンジするときの勉強の型ができてきたので、次も同じテキストの組み合わせで、4級の試験も挑戦しようと、目下、次の試験に向けて特訓中の息子くんである。

 

 

数学マンガをきっかけにチャレンジをはじめた算数・数学検定だけど、

  • 試験問題が、塾の問題よりも癖がなくて取り組みやすい。
  • 数学の知識の定着度合いを確認しやすい。
  • 試験に合格することで自信を付けられる。

という点で、メリットの多い検定試験ではないかと思う。

 

ちなみに、うちの子どもの中学受験向け大手塾での算数の偏差値はだいたい50~55くらいであった。受験塾の算数でなかなか上位に食い込めない子どもでも、算数や数学が好きであれば、算数・数学検定を使った先取り学習は、結構取り組みやすいと感じる。

 

算数や数学に自信をつけさせたいお子さんをお持ちの方は、ぜひ算数・数学検定にチャレンジすることも検討されてみるとよいと思う。

 

Amazon整備済み品のWindowsノートパソコンを買ってみた。

2月のAmazonタイムセール祭りで、Amazon整備済み品(Amazon Renewed)のWindowsノートパソコンを買ってみた。

 

このタイミングで新しいPCを欲していた理由は2つあって、

 

  • 在宅ワークで使っているメインPCからたまに異音がしていて、いつ壊れるか分からないので、緊急用にサブのPCを確保しておきたいこと。
  • 子どものプログラミング教育をそろそろ始めたくて、子どもが気軽に触れるマシンを一台用意しておきたいこと。

 

という理由であった。なので、新しいマシンは「安くて、丈夫で、そこそこのスペックであること」が要件となる。

 

その条件を見たす候補として、Amazon整備済み品のPCがコストパフォーマンスが良いのではないかと、以前から気になっていた。そこで、タイムセール祭りのタイミングで、満を持して手を出してみた、というわけだ。

 

ここでAmazon整備済み品について軽く説明しておくと、「Amazon整備済み品」の製品とは、「Amazonの認定業者によって、製品が正常に機能・動作するよう整備された再生品」であり、すべての再生品には180日の返品保証が付く、とのことである。

 

もともとAmazonは、他の商品でも何かトラブルがあったときの返品対応が手厚い。Amazon整備済み品のPCの販売業者は、正直怪しそうな名前の業者が多いのだけど、認定業者に指定されてさえいれば、半年間返品対応を受けられるので、そこから購入してもリスクは小さいと判断した。

 

というわけで、今回発注したパソコンのスペックと価格は下記のとおりである。

 

  • Panasonicレッツノート(2016年春に出たCF-SZ5と思われるモデル)。
  • 画面解像度は1980x1080。CPUはCore i5-6300U。
  • メモリは8GB。ストレージはSSD256GB。
  • Windows11Pro、Office Home and Business 2019インストール済。
  • 価格は税込で29,520円。

 

いかがだろうか。価格が3万円のわりには、解像度はフルHDだし、CPUはCeleronじゃないし、メモリもストレージも十分な容量だし、Officeまでインストールされている。十分すぎるコスパだと思われる方が多いと思う。

 

注文したとき、発送予定日は約1週間後と、若干タイムラグのある設定になっていたが、実際にはそれよりも早く3日ほどで、注文したPCはわが家に到着した。

 

では、実際の品質はどうなのか。どきどきしながら開封して、気になる点をチェックしていこう。

 

 

注文した商品は、このような箱で届いた。整備済み品の商品には、このような表記が箱にも記されているようだ。

 

 

段ボール箱に入っているものは、PC本体と電源ケーブルAmazon Renewedであることを示す保証書と連絡先を記した書類一式のみ、とシンプルな内容だ。保証書には、Amazon Renewedの保証内容が詳細に記されているので、一読しておいたほうが良さそうだ。

 

 

外観を一通りチェックしていく。本体はPanasonicレッツノートの正規品であることに間違いはなさそうだが、筐体を細かくみると、ロゴが少し剥げていたり、小キズがあったりと、どこかの会社でそれなりの期間使い込まれたのだろうな、と思うくらいの使用感はある。

 

例えば、アップルストアの整備済み品などは、ほぼ新品に等しいくらいの綺麗な状態のものが届くけれど、同じ言葉を使っているからといって、それと同じイメージの品質を想像すると、肩透かしをくらうかもしれない。それでも十分に価格が安いので、価格相応で許容できる範囲ではあると感じた。

 

 

Amazon整備済み品のサイトだと、電源・バッテリー周りは純正品であることは保証されないと書いてあったので、非純正品が付属していたらちょっと嫌だなと思っていたのだけど、こちらはちゃんと純正品が付属しているようで、安心した。

 

その後、PCの電源を入れて起動して、メモリ・ストレージの容量や、OS・オフィスのバージョンなどを確認したが、いずれも注文ページの記載と相違はなく、正規のライセンスのものがインストールされていることが確認できた。

 

さらに必要なソフトをセットアップしながら、一通りソフトウェア的な動作を確認してみたが、特に問題と思われる箇所もなく、動作速度も快適だ。内部的にはまったく問題のない品質のようだ。

 

総じてみるに、外観には予想していたなりの使用感はあったものの、今回の購入の目的であった、在宅ワーク用のシンクライアントPC・子供用PCとして使うぶんには、十分な品質・性能のPCと言えるのではないかと思う。このレベルのPCが3万円弱の価格で購入できてしまったのには、正直お得という他ない。

 

 

「遊べるマシン」が一台増えたことに満足した後は、新しいマシンのOSに、さっそく子ども用のログインアカウントを追加して、「Progate」などのプログラミング学習教材を使って、少しだけ子どもにプログラミングの実習をやらせてみた。

 

Panasonicレッツノートは頑丈であることでも定評のある商品なので、今後は子ども用のPCとしても、この古くて新しい相棒が、一層ガシガシ使い込まれていくことを期待していきたい。

 

スケボーブーム、再燃。

わが家に二度目のスケボーブームが到来した。

 

わが家の最初のスケボーブームは、おととし2021年に開催された東京オリンピックの時だった。この大会から新種目に追加されたスケボー競技で、堀米雄斗さんや西矢椛さんなどの若きスターたちが次々にメダルを獲得して、日本中が歓喜に沸いたのは記憶に新しい。

 

そのとき、多くの子どもを持つご家庭が「スケボーってカッコいい!うちの子にもやらせてみたいッ!」と感じられた。。のかどうかは分からないが、わが家でも、主に奥さんと娘ちゃんのスケボー熱に火が付いたのである。(運動が少し苦手な息子くんと出不精な私は、そのときはブームに乗っからなかった)

 

何事も行動の早い奥さんは、東京五輪の熱も冷めやらぬうちに、スケボー教室を開催している最寄りの施設を探索して、しばらくの間、娘ちゃんをスケボー教室に通わせていた。その年の娘ちゃんのクリスマスプレゼントも、子供向けサイズの新しいスケートボードであった。

 

そのスケボー教室は、ちょっと通いにくい場所にあったこともあって、半年ほどして徐々にスケボー熱は冷めていってしまったのだけど、今年になって、久しぶりにスケボーを持ってお出かけする機会があった。

 

年明け最初の休日、「なんか海でも見に行きたいね」と関西空港近くの泉南の公園に遊びに行った。そこにはスケボーパークがあることが分かっていたので、スケボーも車に積んで出かけたのだ。

 

 

泉南の公園のスケボーパークでは、色とりどりのストリートファッションに身を包んだ若い男女のスケートボーダーたちが、朝から練習に励んでいた。

 

前にスケボーを習っていた娘ちゃんは、始めはその輪に入っていくのに気後れしたのか、少し離れたところで、思い出すようにそろそろとスケボーに乗っていたけど、次第に雰囲気に慣れていって、パークの斜面で遊びだすようになった。

 

 

わが家の一次スケボーブームには乗っからなかった私と息子くんであったが、そんな娘ちゃんや若者たちの様子を見ていると、「なんだかスケボー楽しそうだなぁ」という気分になった。そこで翌週、今度は子ども二人を連れて、前に娘ちゃんが通っていたスケボー教室に行ってみることになった。

 

そのスケボー教室は、六甲アイランドマリンパーク駅から歩いて2分ほどの場所にある。六甲アイランドには、六甲ライナーを使って行くこともできるけど、阪急の御影駅からバスも出ているらしい。

 

スケボーパークに着いてみると、そこは泉南の公園にあるのとはまた違って、競技向けの設備が沢山揃っている、本格的な施設だったので、驚いた。

 


施設では、スケボーのレッスンが1時間2500円で受けられる。スケボーやプロテクターは自分のものを持ち込んでもいいが、レンタルすることも可能だ。レッスンを受けずに、ただ滑りたい場合は1700円で一日中、設備が使用できる。設備の規模の割には結構リーズナブルにみえる。

 

全くの初心者から始める息子くんのレッスンの様子を見ていると、コーチのかたは、平らな地面でスケボーに両足を載せるやり方から、斜面から滑り出すやり方まで、順を追って要領よく教えていく。

 

 

スケボーって、ちょっと足を乗せるとスーッと滑っていってしまって、すぐに転びそうになって、とても難しいイメージがあるし、息子くんはそんなに運動が得意ではなくて、こういうスポーツは苦手な印象だったけど、それでも1時間のレッスンで緩やかな凹型のコース(ランプというらしい)を行ったり来たりできるくらいにはなった。

 

 

レッスンが終わった後も、午前いっぱいスケボーパークで滑走の練習をして遊んだ子供たちはすっかりスケボーブームが再燃して、また滑りに来たい!という気持ちになっていたようだ。

 

それにしても、あんなに難しそうに見えたスケボーが1回のレッスンでそれなりに遊べるようになってしまうなんて。久しぶりに新しいことを始めることの可能性の無限さを感じた、今回の体験だった。

 

そういえば、昔の槇原敬之の歌に「24歳の夏にはじめて照れもなくスケボー抱えて。。」なんて歌詞があったっけ。私は24歳ですらないけれど、今度子どもとスケボーパークに行ったときは、私もスケボーに片足を乗せてみようか。。