つぶやきより少しだけ長い何か。

忘れたくない感覚の記録

ニンテンドー3DSを英語学習教材に使う。

子どもがもう少しで小学校の6年生に上がるので、そろそろ本格的に始めていかないと、と思い、英語の勉強を少しづつやらせている。

 

中学生前後のお子さんをお持ちの方は既にご存知かもしれないが、最近の中学生の英語の進度は、われわれ親世代が子どもの頃に受けた授業から想像するより、ずっと早い。

 

加えて、昨今では、高校入試で英語の資格が有利に働く制度を設けている県も多く、例えば大阪府では英検2級で80%、準1級で100%の得点保証が付く。

 

そんな事情もあって、子どもへの早期英語教育熱は、年々一層高まりつつあるのが現状なのである。

 

英語学習をするにあたって、必要不可欠なのが、音声教材を使ったヒアリングの訓練だ。大抵の英語教材にはCDが付いており、それをCDプレーヤーで再生したり巻き戻したりして、何度も聞き返し練習した思い出のある方も多いのではなかろうか。

 

けれど、音楽視聴がスマートフォンでのストリーミングに置き換わりつつある時代に、ちまたで売っているCDプレーヤーもすっかりその数を減らしてしまった。そもそも今どきCDプレーヤーでリピート再生するのはまどろっこしいし、語学学習もCDプレーヤーでなく、スマホの語学学習アプリを使うという若い世代も多くいそうだ。

 

わが家では子どもにはまだスマホを持たせていないので、スマホを使わずに、CDプレーヤーよりも効率的でコスパの良い学習方法がないかと考えて、ニンテンドー3DSを英語学習に使ってみてはどうかと思い立った。もう少し厳密に言うと、ニンテンドーDSのソフトをニンテンドー3DSで再生して学習に利用するのだ。

 

 

ニンテンドー3DSは、その一つ前の機種であるニンテンドーDSと互換性があり、ニンテンドーDSのソフトを再生することができる。

 

ニンテンドーDSは、その昔「脳トレ」が大ヒットしたことで、知育・学習系のソフトが大量に販売されていた時期があった。英語を扱ったソフトも「えいご漬け」というソフトがヒットしたのを皮切りに、TOEIC対策から英検対策まで様々なソフトが販売された。

 

それらのソフトは今では中古でしか入手できないが、流通量がそれなりに多いため、今でも中古品を数百円程度の安価な値段で入手することができる。例えば私は、Amazonで上の写真にある3本のソフトを、合わせて二千円程度で入手できた。

 

これらのソフトをしばらく埃を被っていたニンテンドー3DSにセットして、さっそく子どもに持たせてみたところ、本に付属のCDよりもゲーム感覚で学習できるのが気に入ったようで、狙い通りに食い付いてくれた。

 

ニンテンドーDSの学習系ソフトは、一日ソフトで学習するとカレンダーにスタンプが押されるなど、日々の学習進捗を管理する機能が付いているものも多く、そういった機能も学習継続のモチベーションに繋がってくれそうだ。

 

もし家のどこかにしばらく使っていなくて眠っているニンテンドー3DS(もちろんニンテンドーDSでもいい)があるのならば、これを機に、子どもの学習教材として蘇らせてみるのもよいかもしれない。