つぶやきより少しだけ長い何か。

忘れたくない感覚の記録

週末の鍋。

わが家では週末の金曜日になると、季節を問わず、晩ごはんに鍋をすることが多い。

 

金曜日の晩は平日のお仕事の疲れがたまっているから、晩ごはんの準備は少しでも楽な方がいいし、週末ちょっとお酒が飲みたい気分のときにも、鍋という料理はお酒が進みやすくて便利だからだ。

 

f:id:steppapa:20220402112800j:plain

 

これは、わが家の鍋で定番になっているブリしゃぶである。ネギをたっぷり3~4本、白髪ねぎにしたものを用意して(わが家にはこのために100均で買った白髪ねぎ用のスライサーまである)、しゃぶしゃぶ用に薄く切ったブリの切り身を、昆布の出汁を張った鍋に、ネギと一緒にくぐらせて、ポン酢でいただく。

 

この鍋は、奥さんと再婚する前、奥さん母娘がはじめて家に来たときに教えてもらった、思い出の料理でもある。それまでわが家はダイニングで鍋をする習慣がなかったので、その時に安い土鍋もイワタニのカセットコンロも慌てて買ったのだけど、その土鍋やコンロも今ではすっかり年季が入っている。

 

ブリしゃぶをするときは、ブリとネギを一通り食べ終わったあと、残っている出汁にご飯と卵を加えて雑炊にする。

 

それまでみんなで賑やかに鍋をつついていた時間が小休止して、雑炊ができるのを待っている間、フツフツと静かに雑炊が音を立てる音を聞きながら、ぐい呑みを傾けて日本酒を口にする時間も、なんだか週末っぽくて良いものだ。

 

f:id:steppapa:20220402115102j:plain

 

奥さんが作る鍋のバリエーションには他にもいろいろあるけれど、他にはグリルしたたっぷりの野菜と鶏肉でいただくカレー鍋なども、印象に残っている鍋の一つだ。このときは、日本酒じゃなくて、どこかで買ってきた白ワインと一緒にちょっとお洒落に頂いたっけ。

 

何はともあれ、週末の鍋は一週間の仕事が終わったリラックス感もあって、とても愉しくて美味しい。こうやっていつまでも週末に家族団らんの時間を持てるように、お仕事も子育てもこつこつと頑張っていきたい。