お返しは、みんなでパフェを。
明日はホワイトデーだけど、わが家ではこの時期は、休日に家族みんなでパフェを作るのが定番になりつつある。
パフェの容れ物には、アイスコーヒを飲む時などに使う、ガラスのグラスを使う。例えば、イケアのゴブレットというタイプのコップは、パフェを作るのにちょうどよいサイズ感で、パフェの材料を積み重ねやすくて便利だ。
パフェの材料は、近くのスーパーで手に入りやすい市販のお菓子をメインに使う。あらかじめ、子どもにパフェに入れたいお菓子を考えてもらって、お買い物リストを片手に一緒に買いに行ってもいい。
材料さえ揃っていれば、パフェ作りは、クッキーやケーキ作りと比べれば、小さい子供でも作りやすくて、楽しい。
土台には細かく砕いたクッキーやフルグラ。真ん中にはゼリーまたはプリン。その上にホイップクリームを絞って、仕上げに、みかんやいちごなどの果物に、ポッキーやゼリービーンズなどのお菓子を盛り付けていく。
そうして出来上がったパフェは、ただただ「甘そう」だけど、カラフルでゴージャスで、ちょっとした非日常感をじゅうぶんに味わえる。わが家では普段、砂糖を使ったお菓子を結構厳しめに制限しているけれど、この日だけは特別である。
バレンタインやホワイトデーのお菓子の受け渡しは、あらかじめ用意していたものをサブライズで手渡しするのも、ドキドキ感があってよいけれど、こうやってみんなでわいわい楽しんで作るのも、それはそれで楽しい。
パフェ作りは、わが家の子どもよりもっと小さい年齢のお子さんでも、きっと楽しんでくれるイベントだと思うので、お子さんが甘いもの好きだったら、ぜひ一度やってみて欲しい。
ダイニングで在宅ワークする派のデスクツアー。
コロナ禍に伴い在宅ワークが一般化してきて、雑誌やブログなどで、在宅ワークの環境を快適にするための記事をよく見かけるようになってきた。
私も職業柄、いわゆる「ガジェット好き」なので、お洒落な雑貨や便利なアイテムをデスクの周囲に小綺麗に配置したデスクツアーの記事を見ると、ついクリックして読み耽ってしまう。
しかし、それらの記事に1点不満があるならば、どの記事もデスクが広々としていて、ふんだんにお金がかかっていて、キラキラしすぎていることである!(羨ましいとも言う)
世の中には、私のように、住まいの部屋数の事情から、在宅ワーク用の部屋やスペースを確保できず、ダイニングテーブルメインで仕事して、仕事が終わったらご飯のためにそそくさと場所を空けて退散する同志も多くいるはずである。
というわけで、今回は、在宅ワークをダイニングテーブルでする一派のひとりとして、普段のデスク周辺の様子を紹介してみたい。
直近の在宅ワークの環境はこんな感じ。ツアーというほどに物がないのだけど、それぞれ順番に紹介していく。
モニター:ASUS モバイルモニター 15.6インチ
モニターは、はじめは23インチくらいのスタンドの付いた液晶ディスプレイを使っていて、仕事の始まりと終わりの度に、リビングの収納庫に出し入れしていたのだけど、狭ベゼルのモニターを高頻度で移動させていたせいか、ある朝ディスプレイにヒビが入って正しく映らなくなってしまった。
そこで、ならば次はそもそも持ち運びを前提にした商品を、とASUSのモバイルディスプレイを購入して、仕事が終わったらノートパソコンと二枚重ねて持ち歩いて、寝室の棚に仕舞う運用にしている。
ディスプレイのサイズは小さくなったけれど、スタンド付きの液晶ディスプレイよりもずっと軽くて持ち運びしやすくなったし、USB-Cケーブル一本でPCと繋がる(HDMIケーブルや電源ケーブルがいらない)のも、お手軽で便利だ。なので、ダイニングで仕事する派にはなかなかよいソリューションだったんじゃないかと思っている。
マウス:ロジクール トラックボール M575S
マウスはロジクールのトラックボール、M575Sを使っている。それまでは、普通のマウスを使っていたけれど、半年ほど前にトラックボールデビューした。
トラックボールに変えようと思ったきっかけは、やはりスペースの問題だ。ダイニングで作業するときも、ベッドで足を伸ばしてネットを見るときも、マウスを動かす場所が微妙に足りないので、いっそトラックボールにしてはどうかと思い立った。
はじめは慣れが必要と言われるトラックボール。個人差はあるのだと思うけど、私はだいたい二週間ほどで、それまでマウスでしていたのと同じくらいのスピードで操作できるようになった。
ロジクールのM575Sは、トラックボールの新定番と言われる商品で、アマゾンのセールでも値引きの常連になっているので、値ごろなタイミングで購入して、試されてみるのもよいかもしれない。
キーボード:ロジクール メカニカルキーボード (赤軸)
キーボードは、会社では有線のREALFORCEを使っていて、在宅ワークが増えたときに一度家に持って帰ってきたのだけど、たまに出社するときに持っていき、また持ち帰ってくるのがダルいので、ロジクールの安価なメカニカルキーボードを自宅用に購入した。
メカニカルキーボードは、打鍵音がうるさくて良くも悪くも人を選ぶ、というのが巷でよく見る評価だけど、一般的なメンブレンのキーボードよりも少ない力で入力が確定する(特に赤軸は)のが大きなメリットで、早く打鍵する仕事をしている人には向いていると思う。
メインマシンのThinkPadのキーボードもじゅうぶんいいキーボードなので、これは購入を迷ったのだけど、結果的には作業の効率向上に繋がったので、購入して良かったと思った。
メインPC:レノボ ThinkPad Carbon Gen 9 (2021)
メインのPCは、会社のリモートワークシステムとの相性がWindowsの方が良いので、レノボのThinkPadを使っている。
以前は、MicrosoftのSurface Laptopを使っていたのだけど、充電用のコネクタが独自形状な上に断線しやすくて、一度断線すると交換用のアダプタが高価な上に、信頼できる代替品もない、という悲惨な状態だったので、通常の買い替えサイクルを前倒しして、USB-Cで充電できるThinkPadに乗り換えてしまった。
ThinkPadはなんの飾り気もない地味なパソコンだけど、いかにも質実剛健という感じで丈夫だし、Gen9からは画面がフルHDの解像度より、若干縦に長くなっていて、仕事用途にも使いやすいのが気に入っている。
イヤフォン:final ZE3000 + AfterShokz Aeropex
リモートワークの会議用・兼・仕事中の音楽視聴用に使うイヤフォンは、少し前まで、AppleのAirPods Proを使っていたのだけど、電池がへたってきて、ちょっと長めの会議でも電池が持たなくなってきたので、メルカリで手放して、骨伝導イヤフォンのAftershokz(現:Shokz)に買い替えた。
Aftershokzは、電池も持つし、骨伝導イヤフォンの強みである開放感もあって、いいイヤフォンなのだけど、仕組み上いかんせん低音が弱いので、もう少し音楽に集中したいときには、音が良く鳴るイヤフォンが欲しくなる。
そう思っていたところに、finalからワイヤレスイヤフォンの新作が満を持して登場したので、ついうっかり手を出してしまった。しばらくは、この2つを用途を分けて二刀流で使っていくことになると思う。
and more..?
家でずっと仕事をしていると、何かといろいろ足したくなるもので、他にはノートPCスタンドなんてどうか、などと考えることもあるのだけど、ダイニングテーブルで仕事して、終わったら撤収する、というスタイルだと、準備と片づけがだんだん億劫になってくるので、最近ではこれ以上何も足さないほうがいいんじゃないか、という結論になっている。
ダイニングがメインの在宅ワークは、大きなディスプレイや広々としたデスクマットを置いたりするのは難しいかもしれないけれど、仕事に必要な最小限のものは何か、をミニマルに考えることができて、それはそれで面白いものだな、と思う今日この頃なのであった。
土曜日の夙川。
西宮の夙川という街は、閑静で落ち着いた街として知られていて、「住みたい街」ランキングの上位にも度々挙がる人気の街だけど、はじめ何度か用事で訪れたときは、今ひとつその魅力を掴めないでいた。
隣の西宮北口駅のように大きな商業施設があるわけでもなく、代わりにあるグリーンタウンは、ちょっと昭和の薫りが漂う、ノスタルジックな雰囲気だし。
メインの山幹通りを歩いてみても、そこまでお洒落なカフェなどが密集しているわけでもなく、そもそも坂がキツくて歩くのがなかなか大変だし。
夙川に沿う公園は歩いていて気持ちがよいし、街全体が何処となくハイソな雰囲気に包まれているのは分かるけれど、どこか魅力がぼんやりした街、そんな印象を持ってしまっていたのだ。
ところが、奥さんと再婚し、ステップファミリーとなってまもなく、お互いの子どもをたまたま夙川にあった習い事に通わせることになり、毎週土曜日、子ども達が習い事をしている時間に、夫婦で夙川周辺をお散歩するようになってからは、少しづつその夙川の魅力を再発見することとなった。
例えば、パンケーキで有名なカフェ「ヨーキーズブランチ」で、パンケーキをシェアしてつついてみたり。
夙川に古くから店を構えるクラシックなケーキ店「エルベラン」に並んで、ケーキをテイクアウトした後、夙川公園でコーヒーと共に頂いてみたり。
グリーンタウンの地下にある精肉店「カルネ」で、お肉の惣菜を買い込んで、土曜日の晩ごはんをちょっと楽にしてみたり。
老舗のフランス料理店「ベナトン」が裏口にさりげなく開いている惣菜販売店で、ワインのおつまみを仕入れてみたり。
雨で動きにくい日には、グリーンタウンの地下にある、夙川定番のパン屋さん「フリアンド」のイートインで、カヌレやクッキーをつまみながら本を読んで、習い事が終わるのを待ってみたり。
他にも、駅を東側に歩いた高架下にある商店街「サンセブン」なども、他ではなかなか見かけないお店が点在していて退屈しなかった。
こんなふうに、どの方角に歩いても「ちょっと気になる」アンテナが、つい反応してしまうお店が見つかる懐の深さがこの街の魅力なのかな、と二年近く毎週夙川をお散歩して実感した、私たちなのだった。
けれど、そんな愉しいお散歩タイムも、進学塾への切り替えに伴って、夙川の習い事を辞めてしまったので、そこでお開きとなってしまった。それも寂しいので、またどこかで夫婦の時間ができたときに、ふらっとこの街を訪れて、宝探しみたいな散策を再開できたらいいなと思っている。