つぶやきより少しだけ長い何か。

忘れたくない感覚の記録

ダイニングで在宅ワークする派のデスクツアー。

コロナ禍に伴い在宅ワークが一般化してきて、雑誌やブログなどで、在宅ワークの環境を快適にするための記事をよく見かけるようになってきた。

 

私も職業柄、いわゆる「ガジェット好き」なので、お洒落な雑貨や便利なアイテムをデスクの周囲に小綺麗に配置したデスクツアーの記事を見ると、ついクリックして読み耽ってしまう。

 

しかし、それらの記事に1点不満があるならば、どの記事もデスクが広々としていて、ふんだんにお金がかかっていて、キラキラしすぎていることである!(羨ましいとも言う)

 

世の中には、私のように、住まいの部屋数の事情から、在宅ワーク用の部屋やスペースを確保できず、ダイニングテーブルメインで仕事して、仕事が終わったらご飯のためにそそくさと場所を空けて退散する同志も多くいるはずである。

 

というわけで、今回は、在宅ワークをダイニングテーブルでする一派のひとりとして、普段のデスク周辺の様子を紹介してみたい。

 

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直近の在宅ワークの環境はこんな感じ。ツアーというほどに物がないのだけど、それぞれ順番に紹介していく。

 

モニター:ASUS モバイルモニター 15.6インチ

 

モニターは、はじめは23インチくらいのスタンドの付いた液晶ディスプレイを使っていて、仕事の始まりと終わりの度に、リビングの収納庫に出し入れしていたのだけど、狭ベゼルのモニターを高頻度で移動させていたせいか、ある朝ディスプレイにヒビが入って正しく映らなくなってしまった。

 

そこで、ならば次はそもそも持ち運びを前提にした商品を、とASUSのモバイルディスプレイを購入して、仕事が終わったらノートパソコンと二枚重ねて持ち歩いて、寝室の棚に仕舞う運用にしている。

 

ディスプレイのサイズは小さくなったけれど、スタンド付きの液晶ディスプレイよりもずっと軽くて持ち運びしやすくなったし、USB-Cケーブル一本でPCと繋がる(HDMIケーブルや電源ケーブルがいらない)のも、お手軽で便利だ。なので、ダイニングで仕事する派にはなかなかよいソリューションだったんじゃないかと思っている。

 

マウス:ロジクール トラックボール M575S

 

マウスはロジクールトラックボール、M575Sを使っている。それまでは、普通のマウスを使っていたけれど、半年ほど前にトラックボールデビューした。

 

トラックボールに変えようと思ったきっかけは、やはりスペースの問題だ。ダイニングで作業するときも、ベッドで足を伸ばしてネットを見るときも、マウスを動かす場所が微妙に足りないので、いっそトラックボールにしてはどうかと思い立った。

 

はじめは慣れが必要と言われるトラックボール。個人差はあるのだと思うけど、私はだいたい二週間ほどで、それまでマウスでしていたのと同じくらいのスピードで操作できるようになった。

 

ロジクールのM575Sは、トラックボールの新定番と言われる商品で、アマゾンのセールでも値引きの常連になっているので、値ごろなタイミングで購入して、試されてみるのもよいかもしれない。

 

キーボード:ロジクールカニカルキーボード (赤軸)

 

キーボードは、会社では有線のREALFORCEを使っていて、在宅ワークが増えたときに一度家に持って帰ってきたのだけど、たまに出社するときに持っていき、また持ち帰ってくるのがダルいので、ロジクールの安価なメカニカルキーボードを自宅用に購入した。

 

カニカルキーボードは、打鍵音がうるさくて良くも悪くも人を選ぶ、というのが巷でよく見る評価だけど、一般的なメンブレンのキーボードよりも少ない力で入力が確定する(特に赤軸は)のが大きなメリットで、早く打鍵する仕事をしている人には向いていると思う。

 

メインマシンのThinkPadのキーボードもじゅうぶんいいキーボードなので、これは購入を迷ったのだけど、結果的には作業の効率向上に繋がったので、購入して良かったと思った。

 

メインPC:レノボ ThinkPad Carbon Gen 9 (2021) 

メインのPCは、会社のリモートワークシステムとの相性がWindowsの方が良いので、レノボThinkPadを使っている。

 

以前は、MicrosoftSurface Laptopを使っていたのだけど、充電用のコネクタが独自形状な上に断線しやすくて、一度断線すると交換用のアダプタが高価な上に、信頼できる代替品もない、という悲惨な状態だったので、通常の買い替えサイクルを前倒しして、USB-Cで充電できるThinkPadに乗り換えてしまった。

 

ThinkPadはなんの飾り気もない地味なパソコンだけど、いかにも質実剛健という感じで丈夫だし、Gen9からは画面がフルHDの解像度より、若干縦に長くなっていて、仕事用途にも使いやすいのが気に入っている。

 

イヤフォン:final ZE3000 + AfterShokz Aeropex

 

リモートワークの会議用・兼・仕事中の音楽視聴用に使うイヤフォンは、少し前まで、AppleAirPods Proを使っていたのだけど、電池がへたってきて、ちょっと長めの会議でも電池が持たなくなってきたので、メルカリで手放して、骨伝導イヤフォンのAftershokz(現:Shokz)に買い替えた。

 

Aftershokzは、電池も持つし、骨伝導イヤフォンの強みである開放感もあって、いいイヤフォンなのだけど、仕組み上いかんせん低音が弱いので、もう少し音楽に集中したいときには、音が良く鳴るイヤフォンが欲しくなる。

 

そう思っていたところに、finalからワイヤレスイヤフォンの新作が満を持して登場したので、ついうっかり手を出してしまった。しばらくは、この2つを用途を分けて二刀流で使っていくことになると思う。

 

and more..?

家でずっと仕事をしていると、何かといろいろ足したくなるもので、他にはノートPCスタンドなんてどうか、などと考えることもあるのだけど、ダイニングテーブルで仕事して、終わったら撤収する、というスタイルだと、準備と片づけがだんだん億劫になってくるので、最近ではこれ以上何も足さないほうがいいんじゃないか、という結論になっている。

 

ダイニングがメインの在宅ワークは、大きなディスプレイや広々としたデスクマットを置いたりするのは難しいかもしれないけれど、仕事に必要な最小限のものは何か、をミニマルに考えることができて、それはそれで面白いものだな、と思う今日この頃なのであった。