つぶやきより少しだけ長い何か。

忘れたくない感覚の記録

小学校高学年への誕生日プレゼントがなかなか決まらない。

10月は、私の子どもの誕生日がある月だ。

 

なので、毎年、8月くらいになると、「そろそろ誕生日だけど、今年の誕生日プレゼントどうする?」という会話を息子とし始める。

 

けれど、これがいっこうに決まらない。子どもに物欲がないのか、あるいは欲しい物は大体揃っていて満たされているのか、もしくは本当に欲しいものはあるけど、どうせ反対されるから言わないでいるのか。

 

なかなか候補が決まらないので、こちらも幾つか思いついた案を提案してみるけど、小学校も高学年になると、「親が想像する子どもの欲しい物」と、「子どもがワクワクするもの」にギャップが生まれてきていて、提案したものに対する反応も今一つぱっとしない。

 

そんな感じで、ここ2,3年、子どもの誕生日プレゼント選びには、いつも誕生日ギリギリまで悪戦苦闘している。ここでいったん、去年と一昨年に何をあげたか思い出してみよう。

 

一昨年は、Makeblockという中国の子供向けプログラミング学習ツールを作っている会社が出している、ロボットをあげた。

 

 

こいつは、LEDディスプレイの顔と、車輪駆動の足がついたロボットで、BluetoothスマホやPCと接続すると、アプリから表情を変えたり、ラジコンのように動かしたりできるのに加えて、Scratchのプログラムを組んでプログラムに従って動かすこともできる。

 

これはお値段は少し張ったけど、ロボットのデザインが愛らしいし、小学生のプログラミング入門としてはちょうどよい難易度感だったので、なかなか良かったと思う。

 

去年は、子どもがイラストや漫画を描くことに興味を持ち始めていたので、少し大きめの電子お絵かきパッドと、イラストの描き方の本をあげた。

 

 

こっちは、しばらく面白がって使っていたけど、その後お絵描きの興味はあまり続かなかったようで、最近は使っているのを見ていないなぁ。。まぁでも、子どもにあげるプレゼントなんて半分の確率でヒットすればいいか、と思っているので良しとする。

 

で、今年はどうしたのかというと、父の私からは「システム手帳と、手帳周辺アイテムのセット」、奥さんからはガンプラをプレゼントすることになった。

 

 

システム手帳は、結局私からいろいろ案を出して、子どもが一番反応良かったものが「採用」された形だ。

 

たまたま雑誌を見ていたら、時期柄、手帳の特集をやっていて、ふと自分が子どもの頃同じくらいの年齢のときに、ちょっと大人びたものを背伸びして持つのが嬉しかったことを思い出した。

 

それで、子どもにその雑誌を見せながら、手帳の中身を組み替えたり、スタンプやマステでデコったりして、自分なりの手帳を作っていくのって楽しそうじゃない?と提案してみたら、案の定食いついてくれたのだ。

 

ガンオタの奥さんからは、奥さんの独断と偏見に任せたガンプラを上げることが随分前から決まっていて、オモチャっぽいものはこちらで補完できるから、今年はこれで結果的にバランス取れて良かったかな、なんて思っている。

 

まぁ、それでも本当は子どもだって、最近出た新しいスプラトゥーンのソフトや、今ハマっている漫画の全巻セットとか、そういうものが欲しいのだろうなとは正直思う。けれど、うちではゲームや漫画への目線が厳しい奥さんとの教育方針のすり合わせの結果もあって、毎年こんな感じのバランスになっている。

 

今年の誕生日プレゼントも長い目で見て「ヒット」になるかは分からないけど、少しでも長い時間、もらったときのワクワクが持続してくれたらいいなと思いながら、今年もまた新しい誕生日を迎える。