つぶやきより少しだけ長い何か。

忘れたくない感覚の記録

子どもの、おしごと。

新年度から、息子が通っているスポーツクラブの保護者の長をやることになってしまい、ここ数日ばたばたとしている。

 

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私たち夫婦は、元シングル親で、今は連れ子同士のステップファミリーなので、子どもの習い事や、学校関連のおしごとについては、基本的に自分の子の分は自分でやることがルール、というか当たり前になっている。

 

しかし、いざこういう役職を引き受けて、会合の場に出てみると、未だにお父さんが出て来られるケースというのは、まれであり、お父さんは圧倒的にアウェーの立場である。

 

少し前にもブロガーのヨッピーさんが、育児の現場における父親の立場の薄さについての御意見を書いておられたが、「本当にこれ何とかならへんの?」とは確かに思う。

 

あと、このような子ども関連のおしごとを、普段のビジネスのおしごとと同じような感覚でこなしてしまうと、やっぱり会社の仕事とはやり方が違うのだな、と思うことも多々あって。

 

役員の立候補がなかなか出なくて、「全然決まらないのならさっさとくじで決めませんか?」と言いたい時。何か物事を決めるときに、幾つかの案を出して、LINEのグループチャットのメンバー全員にお伺いを立てる時。

 

そんなとき、自分がズイっと一歩前に出て言葉を発してしまうと、場がしんとなって、「ああ、また何かやってしまったかも..」という感覚に陥ることは、少なくは、ない。効率と論理に素直に従ってはいけない難しさ、というものがこの手のおしごとにはあって、父親母親関係なく、そういうのに苦手意識をお持ちの方は多いんだろうな、と感じる。

 

けれど、シングル親だった頃は、誰かに何か思われようが、自分しかいないので、ともかくやってみるしかなかったし、実際アタフタしながら動いてみると、そろそろ...と何処からか協力の手が差し伸べられてくるのも、子ども関連のお仕事あるあるなのだ、ということも分かってきた昨今だったりする。

 

久しぶりに大きめのこういうおしごとを引き受けてみて、「ああ、やっぱり。。」と思うことはありつつも、今回はどこかそれを楽しんでいる自分もあり、あまり気負いすぎずに一年間役目を果たせたらよいな、と思っている。